米司法省は27日、バージニア州シャーロッツビルで2017年8月に白人至上主義者の男が反対派のグループに車で突っ込み、1人が死亡した事件で、車を運転していたジェームズ・フィールズ被告(21)が連邦地裁で「憎悪犯罪」(ヘイトクライム)29件での有罪を認めた、と発表した。
フィールズ被告は、州の裁判所ですでに第1級殺人罪などで有罪となり、終身刑判決を受けている。今回は憎悪犯罪を禁じた連邦法への違反で裁かれており、1件ごとに最高で終身刑と25万ドル(約2800万円)の罰金刑が言い渡される可能性がある。
事件は、シャーロッツビルで集会を開こうとした白人至上主義者のグループと、これに対抗するデモの参加者が衝突したことに端を発した。トランプ政権下の米社会で強まった不寛容さがもたらした事件と受け止められている。白人至上主義者側を強く非難しなかったこともあり、トランプ大統領に批判が集まった。
バー司法長官は、被告が罪を認…