トヨタ自動車とソフトバンクの共同出資会社「モネ・テクノロジーズ」は28日、ホンダ、日野自動車と資本提携すると発表した。ホンダと日野は約2億5千万円ずつ出資し、出資比率はそれぞれ約10%となる。モネは2社の車から走行データを得て、自動運転の情報プラットフォームを拡充させる。
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トヨタとソフトバンクが新会社設立 無人タクシーや宅配
モネは昨年9月に設立され、配車サービスや自動運転の宅配などを手がける計画を持っている。提携はモネから持ちかけた。ホンダの乗用車、日野のトラックやバスから車両の走行データを収集し、活用する。ホンダと日野は移動サービス事業への取り組みを強化する。
都内で開いた説明会には、トヨタの豊田章男社長がサプライズで登壇。「自動車業界も非常にオープンな形で第一歩が踏み込めた」と、提携を歓迎した。モネの現在の資本金は20億円で、将来は100億円まで増やす。宮川潤一社長(ソフトバンク副社長)は会見で「最終目標は日本で走っているすべての車のログ(走行記録)が一つのプラットフォームに集まることだ」と話し、さらなる連携の可能性に言及した。
2月に事業を始めたモネは、愛…