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「新たな歴史」「信頼回復」… 入社式のトップの言葉は

新年度が始まった1日、入社式が各地であった。経営統合やビジネスモデルの変化など、それぞれの状況を踏まえ、時代の流れへの対応を促すトップが目立った。


出光興産は昭和シェル石油を1日付で完全子会社にした。商号は「出光興産」のままだが、対外的には「出光昭和シェル」を名乗る。東京都内で開いた入社式では、木藤俊一社長が新入社員約180人を激励。「両社の強みを持ち寄り、より大きな企業体となっていく。果敢に挑戦し、新しい歴史を切り開くことを期待したい」と呼びかけた。


三菱重工業が都内で開いた入社式では、この日就任したばかりの泉沢清次社長が、武道などで使う「守破離(しゅはり)」という言葉を紹介。194人の新入社員に「基本があって工夫をすれば現状を突破できる」と呼びかけた。


トヨタ自動車の豊田章男社長は、IT企業なども手がける移動サービスの普及を意識し、「自動車会社から、モビリティーカンパニーに変わろうと全員が懸命に努力しているところ」とあいさつ。愛知県豊田市の本社に集まった作業着姿の新人1492人に対し「いくつになっても成長し続ける人であってほしい」と呼びかけた。


同業のスバルは2017年の秋以降、検査不正が相次いで発覚した。中村知美社長は都内で開いた入社式で「信頼回復、そして企業風土改革という大きな課題に立ち向かっている」と話した。式典にはテレビ会議の中継なども含めて新入社員566人が出席した。


人手不足に揺れるコンビニ業界…


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