トヨタ自動車グループの東和不動産は3日、富士スピードウェイ(SW、静岡県小山町)の敷地内に高級ホテルを建設すると発表した。米ハイアット系の会社が運営し、2022年度に開業する予定。
ホテルのブランド名は日本初となる「アンバウンド コレクション by Hyatt」。ホテル名は未定。45平方メートル以上の客室が約120室ある。温泉や室内プール、フィットネスに加えて会議室や宴会場も備える。過去のレーシングカーを展示し、富士SWの歴史を伝えるミュージアムも併設する。
ホテルの近くでは20年度に新東名高速の小山パーキングエリア(仮称、PA)が開業し、スマートインターチェンジが設けられる。東和不動産は近隣で、宿泊・飲食施設やレース車両のガレージを備えた「モータースポーツビレッジ」(仮称)を21年春に開業させる計画も進めている。