2020年にある米大統領選の民主党候補者指名争いに向けて、カリフォルニア州選出のエリック・スウォルウェル下院議員(38)が8日、立候補することを表明した。
スウォルウェル氏は8日の米CBSの番組で「米国は泥沼状態だ。外国からの脅威を解消できず、国民の生活をよりよくできていない。こうした問題を解決する用意がある」と述べ、出馬する考えを明らかにした。
同氏は13年から下院議員を務め、現在は4期目。民主党の若手下院議員約50人で、00年以降に成人や社会人になる「ミレニアル世代」に向けた政策を検討するグループを主導している。選挙戦では、銃規制を政策の中心に掲げるという。
今回の民主党候補者指名争いでは、バーニー・サンダース上院議員(77)や、カマラ・ハリス上院議員(54)、ベト・オルーク前下院議員(46)らが正式に立候補を表明。世論調査でトップを走るジョー・バイデン前副大統領(76)も近く決断するとみられている。(ワシントン=土佐茂生)