佐藤天彦(あまひこ)名人(31)に豊島(とよしま)将之二冠(28)が挑戦する第77期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第2局が22日、山口県萩市の松陰神社・立志殿で始まる。
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両者は21日、同神社を参拝。その後、対局室で将棋盤と駒の使い心地を確かめた。同市内で開かれた前夜祭には、ファンら約130人が集まった。佐藤名人は「明治維新のような世の中を変えるということには及ばないが、少しでも皆様に楽しんでいただける将棋を指せれば」、豊島挑戦者は「第1局で名人戦の雰囲気を少しつかむことができたので、内容をさらによくしていけるように頑張りたい」と話した。
第1局は、名人戦では16年ぶりの千日手の末、豊島挑戦者が制した。対局は2日制で、持ち時間は各9時間。第2局の先手番は豊島挑戦者。立会人は、十七世名人の資格を持つ谷川浩司九段(57)が務める。
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対局の模様や棋譜は、朝日新聞デジタルの将棋ページ(http://www.asahi.com/shougi/)で随時お伝えします。(村瀬信也、村上耕司)