4月28日に上越新幹線が停電で一時運転を見合わせるなど、輸送トラブルを頻発させたとして、国土交通省はJR東日本に対し、原因究明や改善策の報告を求める警告文書を出した。
JR東日本をめぐっては、昨年12月30日に東北新幹線が車両故障を起こし、2月には国公立大学の2次試験当日に在来線が停電で一時運転を見合わせるなど、帰省客や受験生を巻き込むトラブルが相次いでいた。JR東日本によると、警告文書は4月29日付。「いずれも影響が極めて大きい時期に輸送障害を発生させ、誠に遺憾」とし、原因究明や改善策を5月4日までに国交省に報告するよう求めているという。
同社は「重大な事象が続き、誠に申し訳ない。再発防止に全力を挙げる」とコメントした。上越新幹線では2日にも、車両不具合で下り1本が運休となった。