JR中央線の武蔵小金井駅(東京都小金井市)で25日夜、特急列車の運転士が人身事故と誤解したため、約1時間にわたって上下線で運転を見合わせるトラブルがあった。実際には事故は起きておらず、乗客約3万7千人が影響を受けた。
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JR東日本八王子支社によると、新宿発松本行きの特急「あずさ33号」が同日午後8時20分ごろ、同駅で非常停車した。運転士がホームから人が線路に飛び込んだと思い、ブレーキを作動させた。しかし、その後の捜索で車両周辺に負傷者は見当たらず、運転台のカメラにも映っていなかったという。同社の広報担当者は「衝撃音も聞こえておらず、運転士の見間違えと判断した」と話した。