旧村上ファンド関係者が運営する投資会社「レノ」が、自動車部品大手のヨロズ(横浜市)に買収防衛策の廃止を求める書簡を送った。ヨロズは要求に応じない構えだが、レノは4月9日付の書簡で、6月の株主総会で買収防衛策の廃止を株主提案する意向も伝えており、今後対立が激しくなる可能性がある。
レノが書簡への回答の公表を求めたことを受け、ヨロズの志藤昭彦会長が5月9日の記者会見で明らかにした。志藤会長は「(レノは)設備投資の内容などにも興味を示さない。中長期的な企業価値の向上を目的に要求しているかは疑わしい」と話した。
ヨロズによると、レノは、株価…