日産自動車は16日、ハンドルから手を離した状態で高速道路の走行が可能な乗用車を今秋に国内で発売すると発表した。車線変更はハンドルを握りつつではあるが、スイッチ一つで自動で行える。日産によると、手放し運転が可能な車は国内メーカー初、手放し運転とカーナビに連動した形で自動で車線変更ができるのは世界初だという。
新機能は、高級セダンの「スカイライン」に搭載される。
手放し運転が可能なのは、高速道路(高速自動車国道法に基づくもの。首都高速道路などは含まない)上での運転。速度を設定し、同一の車線を走り続けていれば、ハンドルやアクセル、ブレーキ操作を自動で行う。ドライバーが前方を注視していれば、ハンドルから手を離していても走り続ける。
ドライバーがきちんと前方を注視しているかどうかは、車内に取り付けられたカメラが目線を確認する。目をそらし続けたり、目を閉じていたりすると、警報音が鳴る。目線が戻らない場合は、緊急停止する。
設定速度で走行中、前方に車を…