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「料金のパイオニア」自負するKDDI 狙うは非通信

KDDI(au)が携帯電話の通信料金を6月から最大4割値下げする新プランを発表した。値下げで本業の収益が先細るなか、今年度から3年間の新しい中期経営計画では、携帯事業以外の強化を打ち出した。その戦略や狙いをKDDIの高橋誠社長に聞いた。


KDDIが発表した新しい料金プランは、条件によっては最大4割値下げの「ピタットプラン」を導入。加えて業界初というデータ無制限の「データMAXプラン」も用意した。


携帯の値下げは、菅義偉官房長官から昨年「通信料金が高すぎる」と水準や複雑さが批判されたことが発端となった。通信料と端末代の分離を義務づけて値下げを促す法律が成立し、最大手のNTTドコモが4月、最大4割値下げする分離に対応した料金プランを同社として初めて公表した。これについて高橋社長は、「1年半前に業界で初めて分離に対応した料金プランを入れている」「KDDIが料金のパイオニアだ」として、プランの優位性を強調した。


ただ、この値下げにより、今後3年間で1千億円規模を還元するため、収益を押し下げることになる。


KDDIは金融サービスを強化…


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