米国のグーグルやアップル、フェイスブックのように革新的な企業を日本でも生み出すには、どうすればいいのか。IT大手ミクシィを社長として立て直した後、スタンフォード大学で起業家の聖地シリコンバレーを研究したシニフィアン共同代表の朝倉祐介氏(36)に聞きました。
――昨年、新たに会社を立ち上げました。
「新しい産業を創るということを掲げて活動している。上場前後のスタートアップを支援している」
――起業家との会話からどんなことを感じますか。
「上場したばかりの会社に行って、『こうやったら成長を模索できるんじゃないか』と議論しても、『うちはずっとPL(損益計算書)が黒字だから問題ない』と言われることもある。それじゃダメだ」
――なぜでしょ…