JR東日本は28日、東北、上越、北陸の各新幹線や一部の特急の車内販売で、ポットから注ぐ形で提供しているホットコーヒーの販売を6月いっぱいで終えると発表した。
JR東によると、年々売り上げは減少傾向にあり、今年4月の売り上げは前年比3割減だったという。エキナカ店舗の充実などに伴い、乗車前に飲み物や食べ物を購入する客が増えているためと説明している。
JR各社は売り上げ減と人手不足を理由に、今年3月から車内販売を大幅に縮小した。北海道や秋田、九州の各新幹線などで車内販売を終了したほか、東北、上越新幹線では弁当の取り扱いをやめるなどした。北陸新幹線も6月いっぱいで、弁当やお土産の販売を終える。
JR東海や西日本によると、東海道・山陽新幹線はこれまで通りのサービスを続けるという。(細沢礼輝)