6月1日、来春に卒業する学生を対象にした大手企業の採用面接などの選考が解禁されました。街のあちこちで見かけるリクルートスーツに身を包んだ就活生。これって日本独特の光景なのでしょうか。海外のシューカツ事情を探ってみると、日本との共通点、ユニークな点、いろいろ見えてきました。
国際ニュースを解説「今さら聞けない世界」
韓国 TOEIC800点以上、「圧迫」面接も?!
まずはお隣の韓国。社会人経験もある韓国外国語大学国際地域大学院生の金世勝さん(28)によると、韓国では毎年春と秋の2回に分かれて、各企業による大規模な新卒採用が行われます。学歴社会のイメージが強い韓国。金さんは「学部生が一番強い。博士課程まで進んだ人は研究者として採用されるけど、そのどちらでもない院卒は敬遠されがちです。理系が有利ですが、文系も経営・経済学などを第2専攻として取っている人は強い」。ちなみによい仕事が見つからないと、わざと単位を取らずに卒業を遅らせ、大手企業への内定を目指す人も多いといいます。
就活生はみな黒やネイビー色の…