日本の途上国援助(ODA)の2018年の実績が141億6707万ドル(1兆5646億円)で、米国、ドイツ、英国に次ぐ世界4位だったことが明らかになった。経済協力開発機構(OECD)が10日、OECD開発援助委員会(DAC)に入っている29カ国の暫定値として公表した。
ただ、国民総所得(GNI)に占めるODAの割合は0・28%で、29カ国のうち16位だった。対GNI比では1位がスウェーデン、2位がルクセンブルク、3位がノルウェーだった。(清宮涼)
2018年の各国のODA実績(億ドル)
1 米国 342.6
2 ドイツ 249.9
3 英国 194.0
4 日本 141.7
5 フランス 121.6
6 スウェーデン 58.4
7 オランダ 56.2
8 イタリア 50.1
9 カナダ 46.6
10 ノルウェー 42.6
11 オーストラリア 31.2
12 スイス 30.9
13 スペイン 28.7
14 デンマーク 25.8
15 韓国 23.5
16 ベルギー 22.9
17 オーストリア 11.8
18 フィンランド 9.8
19 アイルランド 9.3
20 ポーランド 7.6
21 ニュージーランド 5.6
22 ルクセンブルク 4.7
23 ポルトガル 3.9
24 チェコ 3.2
25 ギリシャ 2.8
26 ハンガリー 1.9
27 スロバキア 1.3
28 スロベニア 0.8
29 アイスランド 0.8
(OECDによる。暫定値)