軍事分析で知られるスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は29日、2018年の世界の軍事費が前年比2・6%増の1兆8220億ドル(約203兆円)だったと発表した。米国と中国の軍事費の増加が全体を押し上げており、統計を始めた1988年以降、最高水準に達した。
上位は、米国、中国、サウジアラビア、インド、フランスの順で、この5カ国で世界の軍事費の6割を占める。米国は、オバマ前政権時代に国防費を抑制してきたが、米軍再建をうたうトランプ大統領になり、10年以降で初めて増加に転じた。
一方、中国は推定2500億ド…