フランスのルメール経済・財務相は9日、仏自動車大手ルノーに対する仏政府の出資比率を、ルノーと日産自動車の提携強化のためなら引き下げられると発言したことについて、「長期的な話だ」と説明した。福岡市で開かれた主要20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議の後、記者会見で述べた。
ルメール氏は会見で、出資引き下げを長期的課題と位置づけ、その手前には、短期的課題として「日産とルノーのアライアンス(提携)強化」、中期的課題として「電気自動車やコネクテッドカーなど産業技術を固めること」があると指摘。その上で、「長期的な話は最後に扱うべき問題」と述べ、出資引き下げに慎重姿勢をにじませた。
AFP通信の8日の報道では、…