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意欲ある自治体は「トイレを洋式化する」TOTO社長

TOTO 喜多村円社長に聞く


10月に消費税率の10%への引き上げが予定されている。国内のリフォーム市場への影響をどうみているのか、TOTOの喜多村円社長に聞いた。


「100社景気アンケート」特集ページ


消費増税を控えた駆け込み需要は、4月に入ってようやく少しずつ動いてきました。これから10月に向けて、さらに需要は拡大するでしょう。


5%から8%に消費税率が引き上げられた前回(2014年)を振り返ると、商品も人手も足りなくて大変でした。その時と比べると、今回は駆け込み需要の波は大きくないようです。


一方、増税後の反動減の影響は読めません。政府が増税に備えた対策の効果に期待したい。年間を通してみたときに、前年と同程度の売り上げに落ち着くのではないかとみています。


景気は「気」から、と思っています。そう考えると、今年はラグビー・ワールドカップが開催され、来年には東京五輪がある。明るい話題が続くことで、消費が喚起されていくと思います。


こうした世界的なイベントは、訪日外国人を呼び込むチャンスでもあります。


意欲ある自治体は、公共施設などのトイレの洋式化を進めています。TOTOは、成田空港に5カ国語に対応したタブレットで「ウォシュレット」などの使い方を説明するトイレを設置しました。


日本を訪れる外国人に、日本のトイレのよさを知ってもらうことができます。日本の水回りは世界で一番進んでいるということを、世界に向けて発信していきたいですね。(聞き手・田幸香純)


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