トランプ米大統領(73)は18日、フロリダ州オーランドで集会を開き、2020年の大統領選に向け、再選を目指して立候補することを正式に表明した。「米国を再び偉大にする」という公約は達成したとして、新たに「米国を偉大なままに」(Keep America great!)をスローガンに掲げた。
与党・共和党の候補者指名争いでは、これまでにマサチューセッツ州元知事のビル・ウェルド氏のみが立候補を表明。トランプ氏は共和党内で9割近い支持率を維持しており、同党の候補者に選ばれるのは確実な情勢だ。副大統領候補には現職のマイク・ペンス副大統領(60)を指名する見通しだ。
一方、トランプ氏と対決する野党・民主党の候補者指名争いには、現在23人が立候補を表明している。直近の世論調査によると、ジョー・バイデン前副大統領が4割近い支持率で頭一つ抜け出している。民主党は6月26、27両日、最初のテレビ討論会を開催する予定だ。(オーランド=土佐茂生)