トランプ米大統領は18日、自身のツイッターで、シャナハン米国防長官代行が自身の次期国防長官への指名を辞退したことを明らかにした。トランプ氏は「シャナハン代行は、自身の人事の承認プロセスを前に進めないことを決めた」とツイート。新たな国防長官代行に、マーク・エスパー陸軍長官を充てる考えを示した。
シャナハン氏は5月、ホワイトハウスのサンダース報道官(当時)が「大統領はシャナハン氏を国防長官に指名する意向だ」と発表。しかし、その後は正式な指名手続きが進んでいなかった。
シャナハン氏は1月、シリアからの米軍撤退をめぐってトランプ氏と対立したマティス前国防長官が辞任後、国防副長官から長官代行に昇格。防衛産業の大手、米ボーイング社のビジネスマンだったという異色の経歴を持っていた。(ワシントン=園田耕司)