国連が定めた「世界難民の日」の20日、東京スカイツリー(東京都墨田区)など全国各地のランドマークが「国連ブルー」に染められた。
国連難民高等弁務官事務所によると、2018年に世界で避難を強いられた人は7千万人を超えた。南米のベネズエラ危機による避難民は一部しか反映されていないため、実数はさらに多い。約2600万人の難民や外国で保護を求める約350万人、4千万人を超える国内避難民に大別されるという。
難民への関心を高めようとライトアップされたのは、明石海峡大橋(兵庫県)や別府タワー(大分県)、ツインアーチ138(愛知県)など15カ所。
フィリッポ・グランディ高等弁務官は「紛争や迫害から安全を求める人は増加している。私たちは故郷を追われた罪なき人々と連帯しなければいけない」と呼びかけている。(鬼室黎)