米プロバスケットボールNBAのウィザーズから1巡目指名(全体9位)を受けた八村塁(21)が25日、ワシントンで、初のチーム練習に参加した。攻守でダイナミックな動きを見せた八村は練習後、額の大粒の汗をぬぐいながら、「久しぶりのチーム形式の練習で楽しかった」と語った。
今回の練習は、7月初めにラスベガスなどで行われる若手の「登竜門」、サマーリーグに向けたもの。チームの主流ではなく、下部リーグ(Gリーグ)でプレーする若手選手が主体だ。
5対5による試合形式の練習では、ゴール近くで得意の左手フック・シュートや、ディフェンスでもリバウンドを取るなど、随所でドラフト1巡目の実力の片鱗(へんりん)を見せた。
練習後、八村は記者団に「チームとして1日目だけど、良い感じで始まったので良かった。僕がチームの中心になれるよう、どんどん(自分のプレーを)見せていきたい」と語った。(ワシントン=土佐茂生)