米プロバスケットNBAペリカンズは1日、NBAを目指す若手の登竜門となっているサマーリーグに参加するメンバーを発表し、日本代表の比江島慎(28)=B1栃木=もメンバー入りした。今年のNBAドラフト1巡目9位でウィザーズから指名された八村塁を始め、日本から4選手が出場する見込みだ。
サマーリーグは、NBAのメンバー入りを目指す当落線上の選手や若手の有望株が集う大会。日本選手2人目のNBA選手となった渡辺雄太も昨年、ネッツの一員として参加。プレーが評価され、グリズリーズと、下部リーグでプレーしながらNBAでもプレーできる「ツーウェー契約」を結び、デビューを飾った。
今年は5~15日、全30チームが参加してラスベガスで開かれる。比江島、八村のほかに、渡辺がグリズリーズ、日本代表でA東京に所属する馬場雄大がマーベリックスの一員として参加する。
渡辺は「一番近い目標は本契約をもらうこと。いつカットされてもおかしくない世界にいるので、サマーリーグは大事になってくる。しっかりアピールしたい」と話す。昨年は豪州のクラブでプレーした比江島は栃木を通じて「(今年のドラフト1巡目の1位で指名され、スター選手候補と言われる)ザイオン・ウィリアムソンがチームメートで、全米、世界中からも注目される状況。自分自身も楽しんで思いきってプレーしたい」とコメントした。比江島が参加するペリカンズは6日に八村の所属するウィザーズと対戦する。(河野正樹)