(11日、高校野球西東京大会 五商13-1練馬工)
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五商が11日、51年ぶりの夏の勝利を挙げた。80歳代のOBらも観客席から声援。半世紀ぶりの勝利に歓喜に包まれた。
「直近の勝利」は、まだ東京の代表が1校だった時代。同窓会報などによると、1968年の50回大会4回戦で都立化学工業(当時)を3―2で破った。次戦で帝京に0―4で敗れ、その後、勝利から遠ざかっていた。女子が増える一方、男子が減り、休部した期間も。連合チームなどで出ても敗戦が続いた。
ここ数年は徐々に部員が増え、単独チームでの勝利を目指していた。野球部OBで、高校時代は外野手だった小金井市の杉山尚司さん(80)は同級生2人と一緒に声援を送った。「時間が空いたので見に来たら、同級生も来ていた。みんな勝利を待っていた。今年は戦力も充実しているし、期待できる」と話した。
高橋寛茂監督は「これで終わりではない。歴史をさらに塗り替えられるよう頑張りたい」と次に向けて気を引き締めていた。=府中市民