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「4番で甲子園行けよ」託してくれた先輩、越えたかった

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-7-12 11:02:24  点击:  切换到繁體中文

 

(11日、高校野球山梨大会 甲府城西5―3帝京三)


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シード校が追い込まれていた。3点を追う八回1死一塁、帝京三の4番、大久保恵生選手(3年)は、稲元智監督から「ねらっていけ」と声をかけられ打席に入った。


「おりゃー!」。6球目、高めの外角直球を叫びながら振り抜く。打球は左中間を破り、適時二塁打で一塁走者がかえった。


昨夏は山梨学院に敗れ準優勝。ベンチ外だったが、試合後、主砲の東小橋川(ありこばしかわ)大・元主将から「絶対4番で甲子園行けよ」と言われた。高校通算42本塁打の先輩の背中を追いかけ、「いつかありこさんを越えたい」と思い続けてきた。


3月から4番に定着。パワーヒッターとして存在感を増した。「ここは4番が打つ場面だ」とたびたび言われ、重圧もあった。期待してもらうことはうれしかったが、自らを追い込んだ。「無心になる」と打席では心がけた。


勝ち進んだら、次の試合に「ありこ先輩」が応援に来る予定だった。4打数3安打1打点。自分なりの結果は出したが、チームを勝たせることはできなかった。


「来年は後輩たちがやってくれると思う」。次はプロ野球のステージをめざして野球を続ける。(玉木祥子)



 

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