国務院新聞弁公室は22日に記者会見を行い、世界での新型コロナウイルスによる肺炎への対応、金融市場の安定維持の状況などについて説明するとともに、社会一般が関心を寄せる問題についてコメントした。中国新聞網が伝えた。
中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露副総裁は、「実際の状況をみてみると、国際金融市場に動揺が起きた後も、中国金融市場は試練を耐え抜き、高い安定性を示し、変動幅が小さかった。目下の中国の金融市場の運営は全体として安定し、市場の期待も安定し、マクロ政策の可能性とツールの蓄積は十分にある。中国金融システムの運営は全体的に安定し、金融市場の期待は安定し、貸出は安定して急速に増加し、国民経済は感染症の打撃を耐え抜き、グローバル経済・金融の安定のために重大な寄与を行った」と述べた。
中国証券監督管理委員会の李超副会長は、「中国国内の感染状況は好転を続け、企業活動の再開、生産活動の回復はいずれも非常に良好な動きをみせており、こうしたことが市場の期待の改善を支える決定的な役割を果たした。海外市場と比較して、中国の金融市場は全体として安定し、A株市場は高い強靱性とリスク対抗力を示し、A株市場の変動幅は相対的に小さく、投資家の動きはより理性的だ。目下の株式市場のレバレッジの規模は2015年のピーク時に比べて80%減少し、担保割合の高い上場企業の数はピーク時の3分の2に減少した」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月23日