石鹸とアルコールの消毒力はどちらの方が高いか?北京大学第一病院感染疾病科主任医師の徐小元氏は「石鹸は洗浄剤、アルコールは消毒剤であり、同一視できない。単位あたりの量だけで見るならば、75%のアルコールの消毒効果が石鹸より優れているのは確かだが、アルコールを直接使った手洗いは提案しない。肌がダメージを受け、皮がはがれ、乾燥し、毛穴が太くなり、さらにはひび割れが生じる可能性があるからだ」と述べた。生命時報が伝えた。
武漢大学医学部ウイルス研究所教授の楊占秋氏と徐氏は、石鹸による手洗いの方が利便性が高く、スピーディで効果的であり、新型コロナウイルスの予防効果が高く、一般の人々の幅広い使用に適していると指摘した。アルコールを含む手洗いの必要のないハンドソープは緊急用とし、混雑する公共の場(病院や駅)、感染症の多発時期、不便な屋外といった特殊な場合に使用する。
◆手洗いの効果を保証するためには?
手洗いは手の細菌とウイルスを減らす最も直接的かつ効果的な手段の一つで、正確な手洗いが重要になる。正確な手洗いとは、流れる水を使い、石鹸またはハンドソープで洗うことだ。毎回20秒以上手をこすり合わせ、手のひら、指、手の甲、指の間、爪の間、手首などをきれいになるまで洗う。手洗いができない場合は、アルコールを含むハンドソープで手を清潔にすることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月1日