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6月14日、河北省邯鄲市の献血バスで、スマホに表示された電子無償献血証を見せる献血ボランティア(撮影・郝群英)。 |
2020年「世界献血者デー」にあたる6月14日午前、献血をテーマとするPRイベントが浙江省杭州市で開催された。国家衛生健康委員会は同イベントで、「全国電子無償献血証システム」の運用が正式にスタートし、献血証が電子化されたことを明らかにした。新華網が伝えた。
国家衛生健康委員会の担当者は、「6月14日から、全国各地の無償献血者はいずれも国家衛生健康委員会オフィシャルサイト、中国政府網、国家政務サービスプラットフォームおよび支付宝(アリペイ)、微信(WeChat)、百度小程序(ミニプログラム)において、自分の電子無償献血証と全国無償献血量をワンクリックで調べることができる。全国電子無償献血証が正式にネットでの運用を開始したことで、全国452ヶ所の血液センターの情報がネット上で共有されることになる」と紹介した。
このほか、献血者は、アリババ「3時間公益」プラットフォームにおいて、献血という慈善行為を信用スコアリングサービス「芝麻信用」のポイントに転換できるほか、保険の無料加入といった特典を享受することもできる。
献血法が施行されて以来、中国国内の無償献血事業は目覚ましい成果を上げており、全国の無償献血者(延べ人数)および献血量は22年連続して増加しているほか、1998年時点では4.8‰だった人口1千人あたりの献血率は、2019年には11.2‰まで上昇し、無償献血者(延べ人数)・献血量・血液の質の安全レベルは全て、世界でも上位につけている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年6月15日