従来型産業のモデル転換・高度化を促進
インターネットや情報技術と結びついて、「三新」は従来型産業のモデル転換・高度化を促進した。張氏は、「『三新』経済のうち先端製造業は新しい科学技術と従来型製造業が有機的に結びついたもので、その中には半導体デバイスの専用設備、ウェアラブルスマートデバイス、ドローン、音響・映像機器などが含まれる。『三新』経済は新しい科学技術を従来型製造業の中に溶け込ませ、産業全体の高度化の歩みを加速させた」と説明した。
製造業だけでなく、ネット技術と従来型外食産業が融合して一つになった新型外食サービス産業も「三新」経済の大きな業態の一つだ。新型外食サービス産業はネット、SNSなどの新興技術を通じて、顧客にそれぞれの個性に合った食材、オーダーメイドの食事環境と食品デリバリーサービスを提供し、従来の外食の場所が固定されていて、みんな同じ体験をするという弊害を徹底的に変えており、サービス産業のモデル転換・高度化を促進した。
張氏は、「昨年に『三新』経済が勢いよく成長したことは、マクロ経済環境の影響と切り離せない。今年は新型コロナウイルス感染症が経済に深刻な打撃を与え、特にサービス産業への打撃がより突出し、『三新』経済も例外ではない。しかし感染症の打撃の中で、『三新』経済の打撃への抵抗力が相対的によりはっきりとみえた。テレワークが生産運営の回復を助け、遠隔教育が『授業がなくなっても勉強はやめない』を実現し、オンライン業務が活力をかき立て、ECとECをベースにした新小売が規模を拡大した……『デジタル経済』を特徴とする『三新』経済が勢いよく発展し、生産や暮らしをサポートした」と述べた。
また張氏は、「『三新』経済は中国経済発展の重要な構成要素になりつつあり、勢いよく発展する新生の力だといえる。『三新』経済はその発展のエネルギーが絶えず増強されるのにともない、中国の経済活動再開、経済の持続的な回復好転情勢を支える非常に重要な役割を果たしている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月10日