今年7月1日に海南省における離島旅客免税ショッピングの新政策が施行されてから、7日で最初の1週間を迎えた。この間に免税ショッピングをした旅客はのべ6万5千人に上り、免税ショッピング額は4億5千万元(1元は約15.3円)に達し、免税額は6571万元で1日あたり平均939万元となり、上半期の平均に比べて58.2%増加した。統計データをみると、新政策施行以来、免税ショッピングをした旅行客の1日あたり人数は延べ1万人前後で落ち着き、免税ショッピングの1日あたり金額は6千万-7千万元だった。三亜海棠湾免税店が免税ショッピング額全体のうち78%を占め、海口美蘭空港免税店が13%、日月広場免税店と瓊海ボアオ東嶼島免税店が合わせて9%だった。地域別の旅行客の人数では、海南省(8.1%)、四川省(7.7%)、湖南省(7.2%)が上位3位を占めている。地域別の旅行客の平均免税ショッピング額をみると、浙江省、上海市と江蘇省からの旅行客は1万130元から9002元の間で、この3省市が上位3位に並んだ。「北京青年報」が伝えた。
7月1日に施行された新政策では、海南省を離れる旅行客の1年間1人あたりの免税ショッピング限度額を10万元に引き上げ、商品1点あたり8千元の免税限度額規定を撤廃し、1回あたりの購入数量を制限する商品の種類を大幅に削減し、離島免税ショッピングの対象商品の種類を38種類から45種類に増やした。税関の統計によれば、新政策施行から最初の1週間には、化粧品が購入量、購入金額ともに首位に立った。購入量の上位3位には化粧品(全体の83.5%)、香水(4.7%)、装身具(1.8%)が並び、購入金額上位3位は化粧品(51.3%)、装身具(14.1%)、腕時計(11.9%)で合わせて77.2%に達した。
価格設定戦略と販売促進活動により、現在は海南離島免税ショッピングの対象となる化粧品の平均販売価格は日本、韓国、シンガポール、フランス、香港地区などの主要市場よりも10-20%ほど安く、化粧品は新政策施行の最初の1週間に最も人気のある商品になった。施行初日には、各免税店で化粧品、携帯電話、アルコール類などの人気商品が在庫不足に陥った。
免税商品の売れ行きが好調だったのと同時に、税関も監督管理を強化し、他当局と連携した免税商品の転売、代理購入、密輸の防止にも力を入れている。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月13日