食べても食べても太らない人がいるのはなぜ?
実際には、「どんなに食べても太らない」というのは事実ではない。十分なカロリーを摂取しさえすれば、必ず太るものだ。ただ、太る程度は人によって異なる。同じものを食べても、人によって太る程度が違うということだ。
食べても食べても太らない人がいるのは、以下の要因が考えられる。
●消化器系統の問題
摂取した食べ物をきちんと吸収できないか、少ししか吸収できない。
●遺伝子の影響
人の体内には肥満になるかを左右する遺伝子が存在する。研究では、両親が肥満の場合、子供も肥満になる確率が高い。また、子供の頃太っている人は、大きくなってからも肥満になる確率が高くなる。
●食事、仕事、休息などの習慣
長期にわたり、高カロリーで、脂肪分や糖分の高い食べ物、飲み物を大量に摂取している人は、肥満になる確率が高くなる。また、睡眠不足、長時間座ることが多いなどの悪い習慣も、肥満になる確率を押し上げる。
●運動
よく運動をする人は、基礎代謝量が多くなり、太りにくくなる。
そのため、遺伝子のほか、生活習慣も太っているか痩せているかに大きく影響する。
胃にやさしい食習慣とは?
●腹八分がおすすめ
暴飲暴食を避け、ちょっとお腹いっぱいになったと感じた時点で食事を止め、消化機能が悪い人は、一度に食べる量を減らし、食べる回数を増やすといい。
長期にわたって、暴飲暴食をすると、胃の壁の筋肉が緊張し、弾力性がなくなり、動きが悪くなったり、胃下垂になったり、胃不全麻痺になったりする可能性がある。
●ゆっくり食べる
急いで食事をすると、胃にかかる負担が大きくなる。
●過度な食事制限は避ける
胃酸の分泌腺の機能が長期にわたって正常に働かない場合、その機能が少しずつ衰え、分泌腺が委縮してしまう可能性もある。
●規則正しい食習慣
規則正しい食習慣を守ると、体内の分泌が安定し、バランスの良い状態をキープできる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月20日