中国国務院新聞弁公室は28日に開いた記者会見で、交通運輸部(省)の戴東昌副部長が、「交通の分野での貧困者支援が大きな進展を見せ、道路の舗装とバスの開通という二つの任務がほぼ完了した」と明らかにした。人民網が報じた。
戴副部長によると道路の舗装とバスの開通は、交通の分野の貧困者支援の包括的な目標・任務だ。2019年末の時点で、中国全土の農村の道路の長さは420万キロに達しており、条件を満たす農村部、建制村(省市級国家機関による承認を経て設置された村)で道路の舗装が100%完了した。また、今年8月末の時点で、条件を満たす農村部と建制村で100%バスが開通した。
2016年から2019年にかけて、貧困地区の中で人口の比較的多い自然村の道路9万6000キロの舗装、狭い路盤の路面14万3000キロの拡幅工事、危険な橋約1万5000基の改修工事をサポートした。また、貧困地区の高速道路1万6900キロ、一般国道5万2500キロの改修・建設をサポートした。その他、村へ入るバスの開通を大々的に推進し、「家を出て舗装された道を歩き、バスに乗る」という夢が実現された。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年9月30日