国連人権理事会第46回会議は2月26日、「人権の促進と保護における貧困削減の役割」について議論した。中国の蘇国霞・国家郷村(農村)振興局総合司司長が基調発言を行った。新華社が伝えた。
蘇司長は、「中国政府は常に人々を中心に据え、貧困削減によって人権をより良く保障し、促進してきた。2012年以来、中国政府はターゲットをしぼった貧困者支援戦略を実施し、人間本位を堅持し、生存権を保障し、発展権を促進し、女性、子ども、高齢者、障がい者、少数民族など特定の集団の貧困層を重点対象とし、人類史上最大規模、最強強度の貧困脱却の難関攻略戦を組織・実施してきた。中国は新型コロナウイルス感染症の流行による厳しい試練を克服し、期限通りに新時代の貧困脱却の難関攻略における目標と任務を達成し、貧困脱却の難関攻略戦において全面的勝利を収めた」と指摘。
さらに、「中国は各国の人々と共に、貧困削減事業を揺るぎなく推進し、貧困のない、普遍的に繁栄する人類運命共同体の構築、人権のより良い保障と促進のために手を携えて前進していきたい」とした。
会議では、クン・ポアックASEAN事務次長が、ASEANの各加盟国間の対話と協力を通じた貧困根絶の推進、貧困削減を通じた人権促進という良い手法を紹介。中国とASEAN加盟国の貧困削減の経験についての建設的な交流と協力を称賛した。また、ベネズエラ、エジプト、ラオスなどの国々は貧困削減分野における中国の多大な成果を高く評価。中国が発展途上国と貧困削減の経験を共有することを歓迎した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年3月1日