日本列島上空を真冬並みの寒気が南下している影響で、２４日未明から昼にかけて、関東地方の平野部でも雪が降る可能性が高まっている。気温も関東各地で真冬並みになる見込みだ。

気象庁によると、寒気が列島を次第に南下していることに加え、南の海上を前線をともなった低気圧が通過する影響で、関東では２４日未明から山沿いを中心に平野部でも雪が降る見込み。１１月に都心で降雪が観測されれば１９６２年以来５４年ぶり、積雪が観測されれば記録の残る６１年以降では初めてという。

２４日午後６時までの積雪は、多いところで、関東北部の山沿いで１５センチ、関東平野部で５センチ、甲信地方で２０センチなどと予想され、東京都心でも２センチ程度積もる可能性があるという。

２３日夜からは気温も急激に下がり、２４日の予想最高気温は東京都心、横浜市、千葉市、水戸市で４度、さいたま市、前橋市、宇都宮市で３度で、いずれも平年より１０度程度低くなると予想されている。

寒気の影響で北海道や東北ではすでに雪が降っており、２３日午後５時現在の降雪は、北海道稚内市で３センチ、旭川市で２０センチ、青森市で１５センチ。