今回の輸入博の注目点として、上海市が取引促進サービスプラットフォーム「6日+365日」を構築し、輸入博のメイン会場と道路を1本隔てただけの緑地グローバル商品貿易港が24時間体制で海外商品の中国市場参入ペースの加速をバックアップしていることがある。
貿易港にある南アフリカ輸入館では、今年の輸入博でお目見えする新商品「南アフリカビーフ」を館内で紹介しており、すでに上海市のショッピングイベント「55ショッピングデー」期間だけで1万2千食を売り上げたという。同館の責任者の王軍玲さんは、「貿易港のプラットフォームで南アフリカのサプライヤーを支援し、より低いコストと高い効率で中国市場に進出するようサポートできる。またメキシコのテキーラ、チェコのクリスタルガラス、コロンビアのコーヒー豆など100近い『目新しい商品』も、第3回輸入博の展示台にすでに載せられている」と話した。
今回の輸入博が近づくにつれ、貿易港は輸入博資源を利用して越境ECの新業態「緑地グローバルショッピング・閃電ショッピング(全ルートワンストップ式新小売モデル)」を構築する動きを加速させている。この越境EC新業態の実現により、貿易港は一般貿易、保税輸入、越境ECの3つの貿易スタイルをカバーする輸入商品イノベーションプラットフォームになった。
緑地グローバルショッピング・閃電ショッピングは今回の輸入博の会期中、既存の1万種類に上る世界的に有名なブランド商品だけでなく、質の高い海外ブランドや海外商品をより多く呼び込み、商品の種類を絶えず豊富にするとともに、全国での展開を加速し、中国国内の消費者がより便利な方法、より手ごろな価格で海外の商品を購入できるようにし、普通の人々と世界中のすぐれた商品との「距離をゼロに」するとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月4日