商品配送の「雲監工」、中国経済が動き出したのが見えた
商品配送の「雲監工」はまた一方で、生産ラインの上にある商品や農村にある農産物とつながっている。「雲監工」で作業ライン上を流れていく商品の様子から、のべ8千万人の視聴者は中国経済の脈動を感じ取った。国家郵政局の予測では、11月1日から16日にかけて、全業界の宅配便取扱量は57億8千万個に達する見込みだ。この半月の間の取扱量は、12年の年間取扱量を超える見込みだ。
荷物を引き受けることは消費の活力を示し、荷物を送り出すことは産業の原動力を示す。商品配送の「雲監工」の背後で、長江デルタ地域、珠江デルタ地域、中部の多くの省の活力が全面的に発揮されている。浙江省の金華、杭州、嘉興、寧波で、広東省の広州、深セン、東莞や上海、蘇州、泉州で、製造業の工場や販売業者の店舗、物流倉庫が全国に先駆けて動き出している。
11月1日18時現在、全国の宅配便発送量の上位10省(自治区・直轄市)は、浙江省、広東省、江蘇省、上海市、福建省、山東省、湖北省、安徽省、河南省、河北省となっている。うれしいことに、全国の省(区・市)の中で、湖北省が力強い経済活動の再開を経て、「ダブル11」に発送した荷物が他の多くの省を上回った。
中国人民大学のコミュニケーション学の博士課程在学生は、「『雲監工』が一種の社会現象になったことは、人々が『ダブル11』にモノを消費するだけでなく、人とモノとの関係も共有したいと考えるようになったことを物語る。宅配便は単にモノが流動するというだけでなく、ライフスタイルの1つでもある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月5日