今年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)に、あなたは「爆買い」しただろうか?中国新聞網が報じた。
品揃えが良く、割引率も高くなるため、ダブル11は毎年、本好きな人にとっても非常に人気の高いイベントとなる。大手ECサイト・当当網の統計によると、今年の「ダブル11」が始まってわずか1分で、314万5762冊の本が売れ、11月11日の1日における本の売上高が前年同期比219%増となった。
「爆買い」が終わり、自分が購入した本のリストをSNSに投稿している人もいれば、「いいなと思って、速攻で買ってしまった。でも、本がたくさんたまっていて、いつ読み終わるか分からない」という声を寄せているネットユーザーもいる。
翻訳の仕事をしている劉静さんは最近買った本のリストを見ながら、「『ダブル11』当日だけでなく、その十数日前から、買いだめを始めた」と話す。
特に、ここ数日は、本を販売しているECプラットフォームを夜中の3時頃までずっと見て、本を買っている。購入した本のリストを見ると、子供向けの本、絵本、外国語の本など、バラエティに富んでおり、子供に見せるための本、自分の仕事のための本などそれぞれに用途がありそうで、全部で20冊以上はある。
そんな劉さんは、「考えてみると、何年も前に買ったのに、未だに読むことも、読む機会もない本がある。その存在を忘れているわけではなく、機会があれば、取り出して読むんだろうとは思う」と話す。
「でも、資料を蓄えるというのが本を買っている主な目的。小さな町に住んでいるので、図書館では見つからない本が多く、今後、翻訳中に何かを調べたい時に、家にその種の本があると、すぐにたくさん取り出してきて参考にすることができる。これも、本をためている意義の一つだ」と劉さん。