米国の放送局CNBCのグローバル最高財務責任者(CFO)委員会がこのほど発表した今年第4四半期(10-12月)の調査報告によると、大規模な多国籍企業のCFOが中国経済に対する予測を上方修正し、「中国は今、新型コロナウイルス感染症の暗い影から抜け出して経済成長を実現しているところだ」との見方を示した。新華社が伝えた。
同委は大規模多国籍企業のCFOで構成される。今回の調査では、回答者は中国経済の見通しについて第3四半期(7-9月)の「安定」を「緩やかに改善している」に上方修正したという。
同時に、同委は米国、カナダ、英国の経済見通しについては、これまでの「緩やかに低下している」を「安定」に上方修正し、日本、その他のアジア各国・地域、ユーロ圏については「安定」で据え置き、アフリカ、中東、中南米、ロシアは「緩やかに低下している」で据え置いた。
企業についてたずねたところ、回答したCFOの65%が、「現在の感染症は企業が直面する最大の外部リスクだ」との見方を示した。また多くの回答者が、「企業の来年の計画は主に新型コロナウイルスの有効な接種の進行ペースと世界の感染症の状況によって決まる」とした。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月5日