11年前、大きな荷物背負い赤ん坊を抱えたあの母親は今——贯通日本资讯频道
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11年前、大きな荷物背負い赤ん坊を抱えたあの母親は今


2010年の春運(春節<旧正月、今年は2月12日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)期間中、新華社の記者・周科さんが江西省の南昌駅で撮影したある女性の写真が人々の注目を集めた。その若い母親は自分の体よりも大きな荷物を背負い、腰を曲げて歩きながら、その右手にはきれいな水色の暖かそうな服を着た赤ちゃんを抱いていた。そしてこの、「肩には生活を背負い、腕には希望を抱いている」写真は、多くの人を感動させ、その女性は「春運の母」と呼ばれた。翌2011年、その写真は中国ニュース撮影金賞と第21回中国ニュース賞を受賞した。


あれから11年が経った今年、周科さんは写真に写っていた女性、彝(イ)族の巴木玉布木さん(32)をついに探し出した。そして彼女が今どんな生活を送っているのか、時代の変化と共に、彼女個人の運命はどのように変化しているのかを見るために、四川省涼山イ族自治州を訪問し、その答えを得ることができた。



1月20日に撮影した巴木玉布木さんの家に向かう道(撮影・周科)。



1月22日に撮影した巴木玉布木さんの家に向かう道(撮影・李思佳)。


巴木玉布木さんは元気に暮らしており、豊かな生活を夢見る、輝き、そして力強い目つきは今もなお変わっていなかった。変わっていたのは、彼女の夢が少しずつ実現されて、現実のものになっていた点だった。それは大雨が降っても雨漏りすることなく、冬の冷たい風も入って来ない頑丈な家に住むことであり、飢えを心配することのない生活などだ。そして最も大きな変化は、中国政府が展開している貧困者支援事業の支援のもと、巴木玉布木さんは夫と共に努力して、タバコ栽培を学んだことだ。その栽培面積は0.4ヘクタールから1ヘクタールまで増え、年収も数千元(1元は約16.2円)から数万元まで増えていた。2020年の時点で、巴木玉布木さん夫婦の世帯収入は10万元に達し、「貧困」から脱却した。



1月22日、取材に応じた巴木玉布木さん(撮影・周科)。


この11年間で、巴木玉布木さんは子供を3人産んだ。子供4人のかわいい顔を見ながら、巴木玉布木さんは、幸せいっぱいの笑顔を浮かべ、「子供たちがしっかり勉強して、元気に成長することを願っている。貧しくても、どんな不幸なことが起きても、勇気を出して前進し続けてほしい」と語った。(編集KN)



1月20日、上の画像は、以前に住んでいた家を案内する長女の巫其拉布木さん。下の画像は今の家で服を整理する巫其拉布木さん(撮影・周科)。



1月22日、上の画像は巴木玉布木さんが子供の頃住んでいた村。下の画像は彼女が今住んでいる桃園村(撮影・李思佳)。



1月22日に撮影したイ族の伝統衣装を着た巴木玉布木さん(撮影・周科)。


「人民網日本語版」2021年2月4日


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