雲南省科学技術庁と玉渓市政府が31日に明らかにしたところによると、中国科学院雲南天文台は3000万元(1元は約15.5円)以上を投資し、澄江撫仙湖太陽観測ステーションで世界2番目に大きな太陽望遠鏡「2メートル環状太陽望遠鏡」を建設する。プロジェクトが完成すれば、同観測ステーションの既存の1メートル太陽観測鏡と連携し、世界の太陽観測の重要基地になる。科技日報が伝えた。
2メートル環状太陽望遠鏡は独自の知的財産権を持つ革新的なデザインを採用し、太陽望遠鏡が直面する2つの技術的難題を克服した。完成すれば、磁場測量の精度は西側で開発中の4メートル太陽望遠鏡に匹敵する。協力を掘り下げるため、玉渓市政府は雲南省科学技術庁、雲南省天文台とこのほど、プロジェクト推進座談会を開いた。
雲南省科学技術庁の阮朝奇副庁長は「2メートル環状太陽望遠鏡は国の科学研究における代表的な製品であり、国の重大基礎研究建設プロジェクトであり、省院・省校協力の重要部分でもあり、雲南省の基礎科学研究水準の向上に対して重大な意義を持つ。各方面は協力し、中国科学院、雲南省科学技術庁、玉渓市の各自の能力を十分に発揮し、プロジェクトの建設と実施を共同推進するべきだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月2日