サッカーのワールドカップ(W杯)で優勝候補の一角に挙げられるイタリアのリッピ監督は8日、ドイツ入りして初となるドイツ・デュイスブルクでの練習後に記者会見し、かつて指揮を執った同国のユベントスをめぐる審判指名操作疑惑について「チームの雰囲気に影響はない」と強調した。この疑惑では、監督自身も事情聴取を受けた。
「ここでW杯以外の話はしたくない」と顔をしかめたリッピ監督は、12日のガーナとの1次リーグE組初戦に向け「1、2人の主力を欠くかもしれないが、心配はしていない。わたしにとって初のW杯を楽しみにしている」と抱負を述べた。
チームは前日夜にドイツ入り。8日の練習ではデルピエロら主力が軽快な動きを見せた。故障を抱えるガットゥーゾとザンブロッタに加え、脚に違和感を訴えたネスタはピッチに出なかった。(共同)
毎日新聞 2006年6月8日 23時00分