12日のW杯初戦でオーストラリアに敗れた日本について、各国メディアは厳しい評価を下した。
▽ブラジル
元ブラジル代表で日本代表監督の経験もあるファルカン氏が「怖い相手ではない」と指摘するなど、22日に対戦する日本への警戒心は緩んだようだ。評論家のバスコンセロス氏は、リードを守りきれなかった日本の「試合運びのつたなさに非常に驚いた」とあきれた様子だ。
別の評論家は後半、相手ゴール前で高原のパスを受けた柳沢の力のないシュートが象徴的だったとして「あれを決めれば勝利は間違いなかったのに」と嘆いた。
▽イタリア
スポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルトは日本の積極性のなさを指摘。一方で、各メディアは主審の重大なミスが2度あったと報じた。
一つは日本が先制した場面のGKへのブロック。1-1の終盤にケーヒルがペナルティーエリア内で駒野を倒したが、反則を取らなかった判定も「PKだった。最悪の審判ミス」(コリエレ・デラ・セラ紙)。ANSA、ガゼッタ紙も同じ論調で幻のPKを惜しんだ。【共同】
毎日新聞 2006年6月13日 8時32分