【カイザースラウテルン(ドイツ)小坂大】サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会は第4日の12日、当地のフリッツ・ワルター競技場で1次リーグF組の初戦が行われ、日本はオーストラリアに1-3で逆転負け。目標とする前回02年日韓大会に続く決勝トーナメント進出(ベスト16)を果たすには、もう一敗も許されない厳しい状況となった。日本が3失点したのは連続3大会出場で初めて。
日本は前半26分、中村俊輔(セルティック)がゴール前に上げたクロスボールが、飛び出した相手GKの頭上を越えてゴールに飛び込み、先制した。しかし、後半39分、44分にケーヒルに同点と逆転ゴールを相次いで許すと、ロスタイムにも3点目を奪われ、リードを守りきれなかった。
日本はオーストラリア戦後、合宿地のボンに戻り、13日午後から練習を再開。18日にニュルンベルクで行われるクロアチア戦に向け立て直しを図る。F組は13日にブラジル-クロアチア戦(ベルリン)が行われる。
第4日の12日は日本戦のほか、1次リーグ2試合があり、E組はチェコが前回8強の米国を3-0で、E組は優勝候補のイタリアが初出場のガーナを2-0でそれぞれ降した。
毎日新聞 2006年6月13日 10時51分