楽天が、巨人を退団することが決定的なタフィ・ローズ外野手(37)を獲得する方針を固めたことが26日、明らかになった。今季27本塁打を放ったローズは、巨人では来季構想外。シーズン中から調査を進めてきた楽天関係者は「まだ30発を打つ力はある」(球団関係者)と10年間で通算360本塁打の打力を高く評価。正式退団を待って入団を打診する方針だ。
今季チームの88本塁打、504得点はいずれも12球団最少。ロペス、トレーシー、デイモンの助っ人3人で計18本塁打と迫力不足は否めなかった。来季の監督に就任するシダックス・野村監督も大砲の獲得を絶対条件に挙げている。ネックとなる高年俸も三木谷オーナーが「日本人の補強は難しいので外国人選手にお金をかけたい」と明言しており支障はない。チームの浮上へ“最強助っ人”獲得に全力を注ぐ。
≪岩隈に投球禁止令≫日向秋季キャンプに参加中の岩隈に、投球禁止令が下された。秋季練習中に右ひじを痛めた影響が残っており、小野コーチは「炎症が出ているためドクターストップが出ている。無理して投げさせない」と説明。11月3日の東西対抗も登板を回避させる方針だ。来季から禁止される2段モーションの改造に着手する予定だった岩隈は「(キャンプ中はブルペンに)入りません」と言葉少なだった。
スポーツニッポン 2005年10月27日