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サッカー:稲本決勝ゴール! 1年8カ月ぶり

作者:未知  来源:每日新闻   更新:2005-10-27 2:30:00  点击:  切换到繁體中文

 

ウェストブロミッジのMF稲本潤一(26)が今季初得点となる決勝ゴールを決めた。25日のリーグ杯3回戦フルハム戦で公式戦9試合ぶりに先発出場。延長前半に30メートル弾を放ち3-2でチームをベスト16に導いた。稲本の欧州公式戦での得点は昨年2月4日のFA杯エバートン戦以来1年8カ月ぶりで通算10得点目。レギュラー獲得への猛アピールに成功した。

 2-2の延長前半9分。中央をドリブル突破で駆け上がった稲本は、速度を緩めず、ゴール前約30メートルのところから思い切り右足を振り抜いた。ボールがネットを揺らす。貴重な勝ち越し弾。アウエーのスタンドからは「INAMOTO EVERY WEEK!(稲本を毎週出せ)」の声が響いた。

 「これがチャンスだと思っていたので結果が出て良かった。気持ち良くサッカーができた」。先制点にも絡んだ。前半3分、前方に抜け出たアーンショウにセンターサークル付近から絶妙なパスを通し、先制点をアシストした。守備でも激しいプレッシングで再三相手ボールをカット。2-1の後半ロスタイムには、自身の反則から同点とされたが、延長に入ってからは積極的に攻撃参加し決勝点につなげた。

 ウェストブロミッジ2季目の今季は開幕のマンチェスター・シティー戦で先発したが、第3節のチェルシー戦を最後に使われなくなった。理由は「攻撃参加後に守備に戻らないこと」(ロブソン監督)。出場機会を失い一時は移籍願望を強めたこともあったが、今月中旬、ロブソン監督から課題のシーンをまとめたビデオを渡され、繰り返し見ながら改善に努めた。

 「イナは今までで一番のプレーを見せた。集中力不足や安定しないプレーが問題だったが、この試合で応えてくれた」と指揮官は高く評価。「中盤で相手をよく抑え込んだ」と課題の守備にも合格点を与えた。稲本は「戦力として考えてもらっているということが分かった。次の試合に出られる保証はないが、練習でもアピールしていきたい」と前を見据えた。

 <稲本に聞く>

 --古巣フルハムとの対戦だったが?

 「やりにくい部分もやりやすい部分もあったが、いい感じで落ち着いてできた。簡単にボールもさばけたし、シュートも打てた」

 --会心のゴール?

 「しっかりボールに当たればいいと思った。枠に飛べばという感じ。これからも狙っていく」

 --アシストも良かった?

 「最初の5分間は相手の動きも安定していなかったので、そういう時間帯に点を取れたことは良かった」

 --今後の課題は?

 「まだ次の試合に出られるという保証はない。コンディションはいいので、この調子を練習中からアピールしたい」


 

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