14日付中国新聞社電によると、上海市の黄浦江に架かる中国最古の鉄橋「外白渡橋」が全面補修される。3月1日にいったん撤去。船舶を用いて造船所に運び、ハイテク技術を用いて慎重に検査した上で補修作業を開始するという。
「外白渡橋」は全長106.7メートルで、幅は11.2メートル。1873年に架けられた木造の橋が、1907年に現在の鉄骨構造の橋に架け替えられたもので、中国に存在する鉄橋としては最も古いものという。
同橋は戦前から、「モダン都市・上海」のシンボルとして、映画や小説などにもしばしば登場した。今回の全面補修で、橋の寿命はさらに50年延びると見込まれている。イルミネーション用の電球が省エネタイプのLEDランプに取り替えられる以外には、旧来の外観を変えないという。
作業終了後、「外白渡橋」2009年3月ごろまでに、改めて元の位置に架設される予定だ。(編集担当:如月隼人)