女子ゴルフ:桃子悔しい、そして手応えの米国5位——贯通日本资讯频道
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女子ゴルフ:桃子悔しい、そして手応えの米国5位

女子ゴルフUSLPGAツアーのSBSオープン最終日が16日、米ハワイ州のタートルベイ・リゾート、パーマー・コース(6582ヤード、パー72)で行われた。首位と1打差の3位で最終組に入った上田桃子(22=ソニー)は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算7アンダーの209で惜しくも5位に終わった。通算10アンダーで優勝したアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)に一時は追いつくなど終盤まで死闘を演じたが、最後は力負けした。上田は初優勝を目指し、次週は21日から開催されるフィールズ・オープン(コオリナCC)に出場する。

 確かに優勝は目の前にあった。だが、終わってみれば3打差の5位。「優勝は遠くないと感じた。遠くもなく、近くもなく」。心の底から出た上田の言葉だった。

 過去69勝のソレンスタムとの息詰まる戦い。14番にバーディーを奪い、通算8アンダーでソレンスタムらとともに首位に立った。15番でボギーを叩いたが、ソレンスタムがバーディーを取った16番では、上田も10メートルのバーディーパットをオーバー覚悟の強いタッチでねじ込み、1打差を死守。残りにすべてを懸けた。

 ツアーの本当の怖さを知ったのは17番だった。元女王との実力の違いが出た。上田は残り137ヤードの第2打の選択を迷った。PWか9Iか。軽めに打った9Iのショットは無情にもグリーン右下に。一方、ソレンスタムは7メートルのバーディーパットを決めて、この日一番の派手なガッツポーズ。上田が「勝負に行った」ホールで逆に3打差とされ、ソレンスタムの優勝が事実上、決まった。「アニカは技術が多彩。その辺には差がある」。真剣勝負で目の当たりにした元女王の凄さだった。

 強気で知られる上田だが、実は米女子ツアー参戦にこれまでないほどの不安を感じていた。挑戦を決めてからは米ツアーの先輩である東尾理子に相談。聞けば聞くほど、ゴルフそのもの、英語、環境の違いに頭の中がパニックになり、泣きだしたこともあった。未知なる世界へと船出した開幕戦。しかし「きょうは70点くらい」と手応えをつかんだ。そして、堂々のプレーぶりは周囲からの評価も得た。クラブハウスに戻ると、前日までは見向きもされなかった選手、関係者からたくさんのねぎらいの言葉をもらったという。

 今後は過酷な米ツアーを乗りきるため、専属トレーナーを帯同するプランもある。「優勝した時に英語でスピーチしたいから。まだまだやるべきことがあります」。言葉はもちろん、小技のレベルアップも課題に挙げた。「30点分の悔しさ」が、上田の挑戦の力となる。

 <サーフィンで叫びまくる?>上田は個人ブログ「桃尻桃子の待ってろ世界!」で早速、開幕戦についての感想などを書き込んだ。「正直、悔しいですよ!!!」と振り返り、敗因を「ボギーの数が多すぎます」と分析。清水キャディーや日本の江連コーチと反省会をしたことも明かした。大会後は悔しさのあまり、海に出てサーフィンに挑戦。「叫びまくったら少しはすっきりしたかも」と締めくくっていた。

スポーツニッポン 2008年2月18日

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