米映画「ジャンパー」（ダグ・リーマン監督）のプレミア試写が２６日、東京・六本木ヒルズで開かれ、主演のヘイデン・クリステンセンさん（２６）とヒロインのレイチェル・ビルソンさん（２６）らが登場した。今年最も飛躍（ジャンプ）が期待されるアイドルとして、南明奈さん（１８）が映画の応援団長に任命され、カンニングペーパーを見ながら英語で「世界的に有名な方を目の前にして緊張しています。この映画の応援にベストを尽くします」とメッセージを送ると、クリステンセンさんは「ありがとう」と日本語で答えた。

　映画は、自分の行きたい場所に瞬時に移動する能力を手に入れた「ジャンパー」（クリステンセンさん）の前に、ジャンパーを抹殺する使命を持った組織が出現、世界を股にかけたバトルが始まる……というストーリー。「スター・ウォーズ」の「エピソード２」「同３」でアナキン・スカイウォーカー役を演じたクリステンセンさんや人気ドラマ「Ｔｈｅ　ＯＣ」のサマー役で知られるビルソンさんが出演し、「ボーン・アイデンティティー」（０２年）や「Ｍｒ．＆Ｍｒｓ．スミス」（０５年）を手がけたリーマン監督がメガホンを取った。

　クリステンセンさんは、撮影中にケガが絶えなかったが「ある時、手をスパッと切ったり、耳も切ったけど、接着剤でくっつけて撮影を続けたよ」とジョークを交りに撮影の裏側を明かした。会場には、ジャンピングシュートで有名なサッカー日本代表の中澤佑二選手（３０）など日本を代表するスポーツ界の「ジャンパー応援団」８人も参加した。

　映画は、３月７日から東京・日劇１ほか全国でロードショー。１日と２日に先行上映（一部劇場を除く）も決まっている。【細田尚子】