７日夜、横浜市金沢区にある工場で爆発火災があり、従業員ら８人がけがをしましたが、火は消し止められました。

　爆発火災があったのは、金沢区福浦にある化学薬品会社「日本カーリット横浜工場」で、午後６時前「爆発音がして火が出ている」と近くの人から１１９番通報がありました。

　「地響きがして工場全体が揺れた。火柱が上がっていた」
　「雷か地震かと思った。パッと電気が消えて また３０分後に爆発音が」（近所の人）

　警察や横浜市などによりますと、建物８棟が全焼し、およそ２２００平方メートルが焼けましたが、火は午後８時１５分に消し止められました。

　この火事で、従業員６人と近くで車に乗っていた男性や、隣接する別の工場の従業員の合わせて８人が軽いけがをしました。

　日本カーリットによりますと、この工場では消防法で危険物に指定されている「過塩素酸」という化学薬品を製造しているということで、警察と消防が出火原因を調べています。

　この工場では、２年前にも従業員２人が死傷する爆発火災がありました。（07日21:02）