【ローザンヌ=共同】若手バレエダンサーの登竜門として知られる第43回ローザンヌ国際バレエコンクールの最終選考が7日、スイス西部ローザンヌで行われ、伊藤充さん(18)が3位に入賞、金原里奈さん(17)=京都府宇治市出身=が5位に入った。
ローザンヌ国際バレエ決勝で3位入賞を果たした伊藤充さん(7日)=ゲッティ共同
ローザンヌ国際バレエで5位に入った金原里奈さん(7日)=ゲッティ共同
伊藤さんは以前、さいたま市のバレエ学校に通い、現在はポルトガルの学校で学んでいる。金原さんは以前、京都府城陽市のバレエ学校に通っており、現在はモナコの学校で学んでいる。
ローザンヌ国際バレエコンクールは、世界的なバレエダンサー熊川哲也さんや吉田都さんらを輩出。熊川さんは1989年に最高賞の金賞を受賞している。
今回は世界18カ国から67人が参加。20人が最終選考に残り、それぞれクラシックとコンテンポラリー(現代)の作品を踊った。
入賞者は世界の名門バレエ学校などで1年間の研修が認められるほか、生活費支援として1万6千スイスフラン(約200万円)が贈られる。
昨年は二山治雄さんが優勝、前田紗江さんが2位に入賞し、1位、2位を日本人が独占する快挙となった。